福岡県の意外な穴場スポット“豊前市”（ぶぜん）。 ここは豊富な食材に恵まれた食の宝庫！
豊前海の幸・・・豊前海一粒牡蠣、鱧、本ガニ
豊前平野の幸・・・山間部の棚田で作られる棚田ゆず、日本最古のカボチャ三毛門かぼちゃ 「八房」という唐辛子の種類で、葉の上に房状の実をつける豊前とうがらし。
山の幸・・・鹿やイノシシなどのジビエ　
そして、標高約780mのこの豊前市のシンボル求菩提山（国指定史跡）。
大分県・中津では耶馬渓の散策と羅漢寺へ。羅漢寺は厳しい掟があるので要注意。

豊前は地名の通り「豊」なものが豊富に揃う街。なかでも一番は！求菩提山の森林セラピー。求菩提山のセラピーロードは、季節を通して彩り豊かな花々やさまざまな木々を観察しながら歩いたり、山伏たちの坊跡、堂宇、墓など今でもそのままの状態で遺されており、五窟巡りも魅力のひとつ。

求菩提山のセラピーロードは初心者から上級者までいろんなコースがあります。 ここからスタートする上級者向けのコース求菩提山周回コースは約3時間（3.4km）。 この景色を見ただけで「おとぎ話」のなかに入っていくような光景です。 石段を一歩一歩進むたびにハリーポッターの世界へと迷い込んだような錯覚です。 さて、求菩提山の美味しい空気をカラダの中へと吸収しながらウォーキングのスタートです。 石段を上がってすぐに、山伏が暮らしていた「岩屋坊」があり、明治5年に修験禁止令により山伏は山を去り、現存は2軒のみとなっています。

獅子の顔をした「獅子の口」から湧き水が流れており、水飲み場で手と口を清めていた場所。 これより神聖なるセラピーロードがスタートします。

●五窟・・・第一窟「大日窟」、第二窟「普賢窟」、第三窟「多聞窟」、第四窟「吉祥窟」、第五窟「阿弥陀窟」
途中にある五窟の神聖なるパワースポット。五窟の史跡は現在資料館にて保存されています。 最後の石段を終えると国宝神社中宮に到着です。
●国宝神社中宮は、求菩提山の修験道全盛の頃中心となった護国寺釈迦跡。

更に、中宮と上宮を結ぶ「鬼の石段」は約850段。頼りは鎖の手すりのみ。観光化のために整備されていないところも自然そのもの。石段途中に願かけ地蔵尊があります。

求菩提山周回コースを一周して出発地点に到着です。

1階の直売所。真蛸やコショウダイ、豊前本ガニの他、ゆでタコなど調理済、総菜や豊前名物“ジビエ”（鹿、イノシシ）の冷凍品など購入することができます。

2階は漁師食堂　“うのしま豊築丸”　 メニューは旬の魚定食。7月はコショウダイのあら炊きとさしみ定食、ハモのフライ定食。

ここではテントサイト、バンガロー、コテージと3種類の滞在ができますが、コテージタイプをご用意。 コテージタイプは、お部屋にキッチン、シャワー、トイレが付いています。 エアコン付きは3コテージのみ。空き状況確認後に予約確定となります。 冬はファンヒーターをお部屋にご用意できますので年中キャンプ場での滞在ができます。近くには温泉旅館があるので、旅館がご希望の場合は追加料金にて変更可能です。

コテージ下のスペースでBBQができる広々スペース。　
豊前到着後、道の駅で野菜を購入、うみてらす豊前で旬の魚とジビエを購入！たこ焼き＆アヒージョもいかがでしょうか。大人数の場合は、東屋が2か所あり東屋貸切でもできます。（有料）、更にキャンプファイヤーエリアもあり！ 童心に返って大人のキャンプファイヤーを旅の思い出にいかがでしょうか。（目安6，000円） 他にもテントサイト、バンガロー、炊事エリアがあります。合宿、ファミリー旅行等ご希望に合わせてプラン変更可能です。コテージ以外はシャワー、トイレ共同となります。

やはり特産品のショッピングは気になりますよね～ 豊前は棚田ゆずが特産の一つ。その棚田ゆずの調味料や鱧だし、お漬物「くぼて漬け」などなど。

食、山、海・・・旅の醍醐味すべてが揃う豊かな豊前！をあとに、大分県中津へ出発です。

大分県中津にある耶馬渓は2017年、文化庁の日本遺産に認定されました。 特に秋の紅葉シーズンは、もみじの落ち葉と紅・黄色の色とりどりの紅葉トンネルを歩くなど、豊前とは違った大自然を歩く中津。温泉県大分の四季をご堪能いただける旅です。中津ご当地グルメは唐揚げ、鱧。

羅漢寺は、歩きで行くこともできますが足に自信がない方はリフトを利用することができます。 徒歩の場合は、羅漢寺までの道のりに千年杉や仁王門など観光スポットがあります。 羅漢寺は、女性住職さんの厳しい聖なる場所の信念から、観光地というよりは本当に祈願したい方に訪れていただきたい場所。写真撮影は禁止されていますが、羅漢の素晴らしい光景は自分の目に収めるというのが住職のお言葉。しかし、それが本来のお寺の姿かもしれません。聖なる羅漢寺で清らかな空気を体の中にたっぷり吸収しましょう。

リフトから降りると、石畳の緑に囲まれた道をしばらく歩きます。この先写真撮影は禁止となっておりますので要注意。1751年に建立された“仁王門が残っています。阿形（あぎょう）吽形（うんぎょう）の仁王像は、この地を長い年月魔物から守り続けています。 岩窟に入るとしばらく声が出ないほどの圧巻です。 五百羅漢、地蔵など約3700体の石仏がぎっしり並んでおり、羅漢像から注目されているかのように見つめられ、何か話かけられているようにも見えます。羅漢寺は日本三大羅漢の一つとなっています。

耶馬渓名物は麦とろ飯。　自然薯をたっぷりご飯にかけていただきます。
ランチは、ご自由に・・・・また、名物「そば饅頭」もお忘れなく。

凝灰角礫岩（ギョウカイカクレキガン）からなる岩峰は、奈良時代に開かれたと伝わる岩洞山久福寺があり、岩洞には久福寺創建者の墓や本尊の大日来坐像が祀られています。サイクリングロードには、古いお寺や見ごたえある絶景ポイントが沢山あるので自転車を停めて撮影をお忘れなく。

昔は鉄道が走っていました。

レンタル自転車はかご付き、お子様用のものからロードバイクまで揃っています。